2008. 05.31(土)〜 06.12(木)

クロアチア共和国
 
   スロヴェニア共和国
    
  モンテネグロ共和国
   
旧ユーゴスラヴィアから念願の独立をとげて世界地図に初めてその名を記した6つの国、北から、
スロヴェニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア、モンテネグロ、マケドニア の中で比較的
復興の早かったアドリア海沿岸の クロアチア、スロヴェニア、モンテネグロを訪ねました。


・スロヴェニア共和国  1991 年独立
        首都 リュブリャーナ   通貨 ユーロ
        面積 2万256Ku(四国とほぼ同じ)
・クロアチア共和国  1992 年独立
        首都 ザグレブ   通貨 クロアチア・クーナ
        面積 5万6542Ku(九州の約1.5倍)
・モンテネグロ共和国  2006 年独立
        首都 ポドゴリツァ   通貨 ユーロ
        面積 1万3812Ku(福島県とほぼ同じ)







『神は不公平だ! 対岸のクロアチアにばかり 美しい景色を作って!』と イタリア人を嫉妬させたほど 美しい町が点在します。1992年に スロヴェニアに次いでユーゴスラヴィアから独立した クロアチア。 傷跡は市街の建物のみならず人々の心にも深く刻まれましたが、十数年経った今、観光地は完全に復興 し、かつての活気と平和を取り戻しているように見えました。


ザグレブ

 クロアチアの首都    多くの緑に囲まれ、首都とは思えないほど静かで 空気は澄んでいて、
             ゴシック様式やバロック様式の重厚な建物が多く残る美しい古都です。



タイルを使った美しい屋根の聖マルコ教会はあいにく工事中      聖母被昇天大聖堂



 カラフルな家々の壁とくつろぐ人々    国旗の模様の服を着た子供    青果市場でさっそくイチゴと桃を買う




ザダール

中世に造られた城壁が残る小さな港町。1991年のクロアチア独立戦争の時、旧ユーゴスラヴィア
連邦軍から猛攻撃を受けた弾痕が、今も建物に残っています。

ヨーロッパ最大と言われる聖ドナト協会         聖ドナト協会のそばに建つストシャ大聖堂
ザダールからドブロヴニクへのバスの中から        食事は日本人の舌に合ってとても美味でした!




ドブロヴニク

『 アドリア海の真珠 』 と呼ばれる。イギリスの作家バーナード・ショウは
『 地上の楽園を 求める者、ドブロヴニクに来たれ 』
 と 記しています。

スルジ山(412m)から眺める旧市街とアドリア海は素晴らしいの一言につきます


スルジ山頂上に咲く野の花      ピレ門を行く観光客        港から見える新市街
絵のような旧市街にどんな人が住んでいるのかしら・・・    フェリー乗り場・海からの観光客も多い


プラツァ大通りと奥正面に見える時計塔   外敵から守り続けた一周約2Km・高さ25mある城壁を空中散歩!
城壁を散歩すると 飾らない人々の暮らしが見えました


ヌーディストビーチがあるロクルム島を眺める     海を挟んで旧市街を見守るロヴリィエナッツ要塞
 昔と変わらず咲き続ける可愛い草花       グラスボートで海から・・ どこからの眺めも素晴らしく



早朝の旧市街を行き来する人々    ピレ門に立つハンサムな衛兵    急勾配の階段が続く露地裏の風景




トロギル

周りを城壁で囲まれた小さな島で、町の起源は ギリシャ時代にまで さかのぼり、狭い島内には
様々な時代にわたる歴史的建造物が ひしめいています。

  橋を渡ってすぐの北門        聖ロヴロ大聖堂の上からの眺め


  本土から渡る橋の上からの眺め         聖ロヴロ大聖堂の上からアドリア海を望む
たくさんの野菜・果物・肉・オリーブオイルなどなど     孫くらいの年のクロアチアの可愛い子供たち




スプリット

アドリア海沿岸最大の都市。 ローマ皇帝ディオクレティアヌスが退位後に住んだディオクレ
ティアヌス宮殿の跡に、時代の変遷を経て今も人々が暮らしています。
 
      廃墟となった宮殿跡に人々が生活している    地下にあるディオクレティアヌス宮殿のふかん図     



    広場ぺルスティルに立つ門番      列柱の間にあるスフィンクス     




  プリトヴィツェ 湖群国立公園

『 九寨溝が 東の王者なら、プリトヴィツェは 西の王者だろう !!』 と言われている。
クロアチア独立戦争の際、一時、セルビア側の管理下におかれ、大きな被害を受けたが、
現在は以前の幻想的な美しい姿を取り戻している。

チケットの表

表左側には6ヶ国語で
(一番下は日本語で)

’ようこそプリトヴィツェへ’
と書かれている。
チケットの裏

公園内には公園特有の草花や古い木々や 水陸の生き物が数多く生息し 色々なマナーが 判り易くイラストで描かれている。


 ◆ 数十万年の時を経て生み出された 神秘的な光景と可憐な花を ご覧ください。























◆ 公園(約200平方Km) の中のハイキングコースを歩き、電動ボート(遊覧船)で
  湖をわたり、エコロジーバスで移動して、素晴らしい自然美を堪能しました。





ポレチュ

イストラ半島の西岸に位置するポレチュは、はるかローマ時代から栄えてきた港町で
現在も多くの観光客が集まるリゾート地としてにぎわっている。

 エウフラシウス聖堂内の黄金のモザイク画      世界遺産に登録されているエウフランシス聖堂
 港の通りでみつけたポレチュの市街図            水族館(?)の看板



  国旗柄のTシャスを着たサッカーファン     郵便局の建物と赤いATM機(?)







1991年6月、世界地図に初めてその名を記したスロヴェニアは、四国ほどの面積しかない国ですが、イタリア オーストリア、ハンガリー、クロアチアと国境を接していて、スイスやイタリアから続くユリアン・アルプス は美しい自然があふれ、6000ヵ所以上の鍾乳洞では、水と石が自然のオブジェを造り出しています。


リュブリャーナ

スロヴェニアの首都    名門ハプスブルク家のもとで発展を遂げ、ルネサンス、バロック、
             アールヌーボーなど様々な芸術・文化・自然の融合した都市です。


プレシェーレン広場に面して建っているフランシスコ協会  三本橋とよばれる新市街と旧市街を結ぶ三つの橋
    リュブリャーナ城からの眺め        リュブリャーナ城へは新しくできたケーブルカーで




ポストイナ鍾乳洞

ヨーロッパ最大の大きさを誇るポストイナ鍾乳洞は、全長約27Kmもあり、観光できる所は約5.2Kmです。 まず、黄色いトロッコ(洞窟電車)に乗って約2Km頭すれすれの軌道を移動。気分はまるで インディー・ジョーンズです。降りて約1時間 鍾乳洞を見物し 再びトロッコで入り口に戻ります。洞窟内は不思議な色と形をした 鍾乳石・石筍・流れ石などが次々と現れて、見る者を圧倒します。 ★撮影禁止で、写真はありません★




ブレッド湖  ブレッド城

『 アルプスの瞳 』 と呼ばれていて 絵のように美しい! オーストリアとイタリアの国境近くに
          位置し、周囲約6Kmの遊歩道が湖沿いに整備されていて自然を堪能できる。


湖に浮かぶ小島にある聖マリア協会         湖と教会とユリアンアルプス
自然にやさしい手漕ぎボートで聖マリア協会へ  願いがかなうと伝えられる鐘の音はやさしい音色でした    

     
遊歩道からすぐの所に咲いていたスイレンの花        手漕ぎボートの乗り場       
旧ユーゴスラヴィア大統領・ティトーの元別荘    ブレッド城の下にあるレガッタの練習場




湖面から約100mの高さに建つブレッド城   城の中の風景 博物館やレストランがある     



城の中の石垣に なにげなくに咲いていた可愛い花・花・花







ボスニア・ヘルツェゴヴィナ紛争は、記憶に新しく少しドキドキ。クロアチアからモンテネグロの
’コトル’ へ行く途中通過したのですが、バスの中でのパスポートのチェックは初めて。






2006年に独立したばかりの国で、福島県とほぼ同じ広さを持ち人口は約62万人。モンテネグロとは
黒い山’ 国土の大半は山岳地帯で、美しい自然が残されています。


コトル

コトル旧市街は、アドリア海沿岸の複雑に入り組んだ湾の最も深い所に位置する港町で
背後は険しい山々に囲まれ、堅固な城塞港湾都市として栄えた。

複雑で入り組んだ美しい海岸線        フェリーボートでコトル旧市街へ入る     
   正門を入るとすぐの時計塔       門を入って振り向くとコトル港の風景がみえる     



城壁を登ると素晴らしいコトルの街が広がった      街の背後にある険しい山々と城壁    





数年前に独立したとは思えないほど見事に復興をとげていて、本当に素敵な国々でした。
初めて一度に3ヵ国訪れましたが、どの国も、この余裕と豊かさは どこからくるのかしらと思って しまうほど治安はよくて、食べ物は豊富で美味しくて、ゴミ一つなく、すれ違う女性は美人が多く 男性ならずとも羨ましい限りでした。ただ、これ以上観光化しないで、このままの姿でいて欲しいと 勝手な思いを強く抱いています。             


  撮影 Canon EOS Kiss Digital & CASIO EXILIM & Panasonic TZ3    ホーム    ページトップヘ   





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