2009.10.03(土)〜 10.13(火)

ドイツ連邦共和国
オーストリア共和国
ハンガリー共和国
スロヴァキア共和国
チェコ共和国


   中央ヨーロッパ5ヵ国の世界遺産を紹介します。
世界遺産とは、国や民族を超えて人類が共有すべき普遍的な価値をもつ遺跡や景観 自然などのもの。 現在890件あるなかで 文化遺産の登録数が圧倒的に多く、地域的にはヨーロッパの登録数が突出しています。 また登録後は、保全状況を6年ごとに報告し再審査を受ける必要があります。
東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊して 今年で 丁度20年になるドイツ、そして ’中欧’と呼ばれ長年ハプスブルグ家の傘下で 華麗な文化を担ってきた オーストリア、ハンガリー、スロバキア、チェコ を訪ねました。





黄葉の始まった ライン河 ドナウ河 そして 湖の風景です。 何枚入っているでしょうか。





   ド イ ツ


今回は フランクフルトから南下して、リューデスハイム、ハイデルベルク、ロマンチック街道のローテンブルク
シュタインガーデン、フッセン、ノイシュバンシュタイン城、そして レーゲンスブルク へと進みました。


 リューデスハイム


リーデスハイムを悠々と流れる ライン河


中流域は世界遺産に登録されていて、河の長さは全長1320Km スイスのトゥーマ湖から北海に注いでいます。


ニーダーベルトの丘からの眺め 斜面には延々とぶどう畑が広がっている。





 リューデスハイム


世界中から観光客が集まるライン観光の中心地。


ラインクルーズの乗降客も多く、メインストリートの賑やかなこと。



路地に入ると揃いの赤いベストを着た夫婦が 自転車を組み立てていました。

" サイクリングの行先はお決まりですか "









風光明媚で、年間300万人以上の 観光客が訪れるとあって、ワインの居酒屋や みやげ物店がいっぱい。









ハイデルベルク

ドイツ最古の大学がある
         学生の街。

ハイデルベルク城

旧市街の丘の上に建ち 14世紀から増改築をくり返したために様々な建築様式が混在する。

また、ユニークな逸話も多く、ゲーテが座ったベンチや、巨大なワイン樽も残されている。


カール・テオドール橋

ネッカー川にかかる石組みの橋でアルト・ブリュッケ(古い橋)ともよばれ、2つの塔をもつ門がついている。




カール・テオドール橋近くの道路で、学生らしきカップルが ずっと赤信号のままで〜 と言いたげに 別れを惜しんでいました。






ローテンブルク




「中世の宝石」 と称されて、
ロマンチック街道のハイライトとなっている。





「 ロマンチック街道 」
日本語でと書いてあるのには ビックリ!!




ドイツ30年戦争の際、当時の市長の機転で 敵の破壊から免れたため、 今でも中世の多くの建物が残っている。






巨大なテディベアが目印のテディベア専門店。足の長さの違うベンチに腰掛けて本を読む婦人。プレートラインにある ジーバー塔と木組みの家。






ジーバー塔を出て振り返る。 無造作に並べられた果物の後ろにベンツのトラック。 素敵な看板がいっぱい。







シュタインガーデン


ヴィース巡礼教会

郊外の草原にぽつんとたたずむ教会。

今日から 5時までですと言われ大慌てで見学。おまけに教会内は撮影禁止で、
ロココ様式の最高傑作といわれる見事な内部をお見せできないのが残念です。


春に訪れた方は、’いくらでも撮影できたのよ’ と言われていました 。。。






ホーエンシュヴァンガウ




ノイシュヴァンシュタイン城



ノイ(新しい) シュヴァン(白鳥) シュタイン(石)城はバイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられた。


内部は贅の限りをつくした造りとなっていて、城を見るためだけに架けられたマリエン橋から 修復中の姿が見えました。




政治に関心を示さなかった王は、建設途中の城に移り住んだが 王権を剥奪された後、 湖畔で謎の死を遂げる。41歳であった。








ホーエンシュヴァンガウ城



父王マクシミリアン2世の城。

ルートヴィヒ2世が少年時代に過ごした場所で、ノイシュヴァンシュタイン城の窓から見える位置にある。



宿泊ホテル・
シュヴァンシュタインの部屋からノイシュヴァンシュタイン城 が見えました。

下をみると季節外れのヒマワリが ・・





レーゲンスブルク


バイエルン王国 最初の首都で ミュンヘンから北へ140Kmの ドナウ河沿いにある。


焼きソーセージで有名な
「ヴルストキュッヒェ」はいつも大勢の客で賑わっている。



現代・中世・古代が入り混じる素敵な旧市街を散策。





レーゲンスブルク



第二次世界大戦の被害も少なく 壁に大きくフレスコ画が描かれた建物や、ドイツ最古の石橋がある。




橋の下を流れるのは

青く 美しき ドナウ河





高さ100mを超す2本の尖塔をもつ レーゲンスブルク大聖堂 は、ゴシック様式で町のシンボル。  右の二つは 古代ローマ時代の門。







   オーストリア


約600年間 神聖ローマ帝国の皇帝として中欧ヨーロッパを支配したハプスブルク家の支配下にあり
華やかな時代が続いた。 ウイーンは、数々の芸術家を輩出し、音楽の都、森の都と称される。


ザルツブルク

「ザルツブルク」 とは
   「塩の城」という意味。


大聖堂

モーツアルトが洗礼を受け、
カラヤンの告別式が行われた。

パイプオルガンは世界最大級で 約6.000本のパイプが使用されている。


モーツアルトの 生家
        銅像
        住居





ザルツブルク



ミラベル宮殿・庭園



大司教によって建てられた大理石の部屋はかつてモーツアルト一家が演奏し、

映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台となった。





 ザルツブルク



映画「サウンド・オブ・ミュージック」のコンサートのシーンで使用されたホールがある。



左は ゲトライデ通りの個性的な鉄細工の看板。

最も古いといわれるマクドナルドの看板も。


右下は、有名なカフェ。





ザルツカンマーグート  ハルシュタット 「世界で最も美しい湖畔の町」といわれている。素晴らしい景色をご覧ください。





















      



ウイーン

オーストリアの首都



シェーンブルン宮殿

ハプスブルク家の夏の離宮。

外壁の色は、女帝が好んだ
マリア・テレジア・イエローで 統一されている。



ベルヴェデーレ宮殿

オイゲン公の夏の離宮で左右対称の優美なバロック建築。





ウイーン



シェーンブルン宮殿・庭園


ホテルから歩いて5〜6分くらいだったので、朝の散歩に出かける。


丁度ドングリを追いかけているリスを見つける。
そっと追っかけましたが逃げられてしまって。


残念〜〜





ウイーン



オペラ座

ヨーロッパ 3大オペラ劇場の 一つ。


国会議事堂


セセッシオン

月桂樹の葉をモチーフにした黄金色の球体が印象的な分離派会館。





    ハンガリー


遊牧民を祖先とするマジャル民族の国。ラテン系やスラブ系の国に囲まれ ’ヨーロッパに投げられたアジアの石’と
言われるが、容貌からアジアを連想することは難しい。ただ、赤ちゃんのお尻には蒙古斑があったりするらしい。


パンノンハルマ


ベネディクト会修道院


996年 着工のハンガリー最古の修道院。

現在も 修道士が生活を続けていて古文書館は30万冊以上の蔵書で埋め尽くされている。


説明はそっちのけで、門扉にくぎ付けでした。正方形に区切られた中に996〜とありひと筆書
きのような絵は全て異なった柄でした。 ドクロの形も。






ブダペスト


ハンガリーの首都

「ドナウの真珠」
「ドナウのばら」と称される。


ブダ側とペシュト側は10年の歳月を かけて完成したくさり橋によって初めて結ばれた。

完成後気がついたそうです。
橋の両側・両サイドの ライオン4体に舌が無いことを!!
かわいそう〜〜


国会議事堂


王 宮




マーチャーシュ教会は修理中でした。    ゲレルトの丘に通じる ケーブルカー。     ブダとペシュトをつなぐ くさり橋。







ブダペスト



「漁夫の砦」 から見た夜景



ライトアップされた
  国会議事堂と くさり橋。


月までが加わって ロマンティックでした。





 ドナウベント


ドナウ河はブダペストの北で ほぼ直角に流れを変える。


この曲がり角は、
ドナウベントと呼ばれいくつかの古都が点在する。


運よく船が直角に曲がって行った。(右下から時計回りに)





ドナウベント


エステルゴム


初代国王
イシュトヴァーン1世が王宮 と大聖堂を築いた。


また大聖堂は、
ハンガリー・カトリックの総本山で 1000年の国王戴冠式ではローマ法王から贈られた王冠を戴冠した。


左下、対岸にスロヴァキアが見える。





ドナウベント


センテンドレ


通商の要地として古くから栄えてきたドナウ河沿いの町。


セルビア風の教会や、小さな美術館、ギャラリーが点在する観光地。

ドナウ河はドイツの黒い森を源流とし、ヨーロッパ 8カ国を流れてルーマニアの黒海に注ぐ全長2860Kmのヨーロッパ第2の大河。





   スロヴァキア


1993年に チェコから分離・独立する。日本の約8分の1の大きさの国土はほとんどが山岳地帯で
美しい自然が 残されている。 長い間、ハンガリーの支配下にあり、首都になったこともある。


ブラチスラヴァ



スロヴァキアの首都


旧市街のフラヴネー広場にある

        旧市庁舎。

        日本大使館。


そして色々なオブジェなど。




聖マルティン教会では ハンガリー王、女王の戴冠式が行われ、その中にかのマリア・テレジアも含まれる。 旧市庁舎。ミハエル門。







   チ ェ コ


スロヴァキアとの連邦を1993年に解消して、ひとつの主権国家となったチェコ共和国は、ヨーロッパのほぼ中心に
位置し ヨーロッパの心臓といわれている。スメタナやドヴォルザークを生み、プラハでは毎年音楽祭が開催される。


チェスキー・
    クルムロフ



世界有数の美しい街。


大きく屈曲して流れる
ヴルタヴァ川に抱かれた
        旧市街。

中世の雰囲気が残っていて なんとも 素晴らしい。









ラドニチニー橋から。               チェスキー・クルムロフ城の 壁窓から。









チェスキー・
     クルムロフ





チェスキー・クルムロフ城の
中庭。




スヴォルノスティ広場に建つ
市庁舎やホテル。





チェスキー・
     クルムロフ





旧市街は、


スヴォルノスティ広場を中心に 細い路地が入り組み、


大小の美しい家屋や店がひしめき合っています。





チェスキー・
     クルムロフ





なぜか6月に亡くなったマイケル ・ジャクソンの写真が飾られていた。




道端には オブジェが何気なく置かれている。





チェスキー・
     クルムロフ





飾り窓(ショーウインドウ)@



おしゃれで 楽しい〜〜





チェスキー・
     クルムロフ





飾り窓(ショーウインドウ)A



ほんとうに素敵〜〜





ホラショヴィツェ





1998年に登録された
おもちゃ箱のような・・


小さな 小さな 世界遺産 の村。





ホラショヴィツェ





其々の家の紋章が 壁に描かれていて楽しい。



ボヘミアの典型的な家々。





プラハ



チェコの首都



プラハ城から
  カレル橋まで散策する。


雨上がりの ヴルタヴァ川。


川面は、雲間から覗く太陽できらきらと銀色に輝いていました。





プラハ


プラハ城から町を見下ろすと 赤瓦屋根の間に塔が林立し、

「百塔の町」といわれるプラハの異名を実感することができる。


旧市街側の橋塔の聖人(左上)


旧市庁舎


ピンクの壁でも ちっとも厭らしく感じないのはどうしてかしら。





プラハ


天文時計

右上は、地球を中心に回る太陽と月その他の天体の動きを示し1年かけて1周する。

左下は、 黄道12宮と農村における 四季の作業が描かれた暦で、1日に一目盛り動く。



プラハ城


聖ヴィート大聖堂

大聖堂の中のミーシャのステンドグラスは見応え充分でした。





プラハ



市内をゆうゆうと流れるヴルタヴァ川にかかるカレル橋から堂々とした、

プラハ城 の姿が見られる。




クレメンティヌム (右上)

(現在はチェコ国立図書館)




今年の春、チェコを訪問した麻生元首相は 公式の場で、チェコスロバキア と言ってしまった。その上 すぐには 気付かず謝罪が遅れ、チェコ国民の大顰蹙をかってしまったようで、現地の日本人も いまだに肩身が狭いとか。気ままな独り言ですが、        ・・・・・  首相選出 国民投票にしてみればいいかも  ・・・・・
どの国も歴史を感じる古い街並みが素敵で、存分に黄葉を楽しむことができました。 欲張って、一度に5カ国も訪れると、何処が何処だか 混ぜご飯のようになってしまって、部屋の更新に一カ月もかかってしまいました。


撮影 Canon EOS Kiss Digital & Canon IXY digital 830 IS & Panasonic TZ3     ホーム    ページトップヘ   







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