2012.12.07(金)~ 12.14(金)

   
現在、日本人のリタイア後のロングステイ先 人気No.1 となっている マレーシアに出かけました。 是非行ってみたかった ボルネオ島。東南アジア最高峰キナバル山の麓での ジャングルウオークは  如何だったでしょう。そして、マングローブの川を進み テングザルの親子に会えたでしょうか。
ペナン島、ジョージタウン、ブキットメラ、キャメロンハイランド、マラッカ、クアラルンプール、 コタキナバル、キナバル国立公園 と訪れた順に、北緯ほぼ5度の世界をご案内します。

首都 クアラルンプール
   (泥の川が交わるところ)
国旗 イスラム教のシンボルマークである
   月と星、そして13の州を表す
宗教 イスラム教
   多民族国家のため信仰の自由を
   認めている
国花 ハイビスカス
言語 マレーシア語(マレー語)
   中国語、タミール語も話されていて
   各民族間や旅行では英語が主体となる




ペ ナ ン
 
ペナンとは、
マレー語で 檳榔樹(びんろうじゅ)を指す。
18世紀後半、当時のスルタンとの条約でイギリスに植民地として割譲される。
その後、西洋とアジアの貿易の拠点として栄え「東洋の真珠」と謳われた。
クアラルンプール国際空港からペナン国際空港まで約1時間 陸路ならペナン大橋を利用。


ジョージタウン

イギリス統治時代の影響が色濃く残り、コロニアル建築、中国寺院、モスクなど 多様な文化が混在する。 2008年 世界遺産に登録。


コーンウォリス要塞

 1786年 フランシス・ライトが帆船で上陸した場所に設けられた要塞。コーンウォリスは 当時の東インド会社総督の名前。





ジョージタウンの名付け親でもある フランシス・ライトの肖像がある。マレーシアを代表する バームヤシの実も。






セント・ジョージ教会

1818年に建てられたマレーシア最古の 英国国教会。天を刺すような 小塔が特徴的です。おじさん 一等席で朝寝。






スリ・マリアマン寺院

外観のカラフルな神々や動物の彫刻が見事な ヒンドゥー教寺院。土曜日のせいか 地元の人々はのんびりと。






カピタン・クリン・モスク

1801年創建のインド系ムスリム寺院。タージマハルを模して造られたと言われている。 寺院の前の道路を行く子供たち。






ペナン博物館

車などの屋外展示のほか、館内には英国統治時代資料をはじめ、プラナカン文化や第2次世界大戦中に日本政府
が発行した紙幣なども展示。プラナカンとはペナンに渡った華人男性と現地女性との間に生まれた子孫を指す。
男性をババ、女性をニョニャと呼ぶ。                    


旅のしおりではチェーコンシーとなっている。がよく分からない。有名なクー・コンシーでもないみたい。




車 窓 から

ペナン大橋への途中。道路の真ん中を走るバイク。赤い箱は公衆電話らしい。 6割を占めるイスラム系の人たち。






ペナン・ブリッジ

ペナン海峡(現地の人はなぜか マラッカ海峡と言うらしい)に架かる 全長13.5 kmの大橋。



 橋への入口はかなり渋滞。 紅白のリボンをかけた車が横に! わ~! ウエディングカー! それもトヨタ製!






ジョージタウン を見る。右上の高いビルは市役所。景色に見惚れていると 若いカップルが ビューンと通り過ぎて行った。




ブキット・メラ

7.000エーカーの広大な湖を中心に 様々なアトラクションやリゾート施設がある レイクタウン。


       マレーシア政府観光局提供
     オランウータンの保護島
ブキットメラ湖にあるオランウータンの保護島に渡る。 絶滅の懸念から ボルネオ島などから連れてきて繁殖などを行い保護活動を行っている。
人間が檻の中を歩き、写真撮影や餌付けの見学をする。現在 26頭が飼育されていて 大きな身体でスイスイと綱渡りは得意だが、重すぎて(?) 泳ぎは苦手らしい。


     ブキットメラ の入口付近。      下、 オランウータンの保護島へ行く ボート乗り場。 






ボートに乗って15分、保護島の 船着き場に到着。 素敵な看板が迎えてくれます。ワクワク。ドキドキ。






Orangoutang はマレー語の 森の人。大人は なかなか威厳のある顔立ちで、赤ん坊は何とも愛くるしい顔をしている。






ボートからの景色。 宿泊施設やエコパークなどがあり、たくさんの家族づれで賑わっていました。







キャメロンハイランド

クアラルンプールの北約150kmパハン州にある高原リゾート。標高1500m~1800mで、年間を 通して気温が20℃前後と過ごしやすい。そして治安が良いこと、物価が安いこと、中学程度の英語で通じる ことなども、ロングステイ地として人気のある所以となっている。


キャメロンハイランドは マレーシアの 軽井沢と言われている。朝はひんやりとした空気で なんとも気持ちいい。






極楽鳥の花とキャベツ畑。メロンの横に冬虫草。虫?草?菌類の一種らしい。 「触るな」と書いて売っているイチゴ。






イチゴ農園など。地主の家の前でジュースを飲むお孫さんたち。市場では焼き鳥やトウモロコシを 蒸して売っている。






この店で ハチミツの土産を買う。ドリアンを切る おじさん。青空の下 パソコンに夢中のお母さん。現地にとけこむ私。






何処までも続 く茶畑。茶畑を眺めながら ティータイムです。 キャメロン・ティー なかなかいいお味。






茶畑を横目に見ながら下って行く。 タナ・ラタ地区散策。 ランの花も手が届きそうな所に咲いている。







    マラッカ

2008年7月に、ユネスコ世界遺産に 登録された マラッカをご案内します。
600年以上、東西貿易の中継点として重要な役割 を果たしてきた貿易都市。
ポルトガル、オランダ、イギリス と ヨーロッパ の列強国に支配され、プラナカン文化といわれる 独特の文化を形成した古い都。


クアラルンプールから高速道路で約2時間。緑が多く 中央分離帯にも花が植えられている。一年中咲いているそうです。






街のランドマークといえるキリスト教会。派手に装飾されたトライショー(人力車)が並び 街歩きの基点となっている。






マラッカ川 にはたくさんのボートが行きかっていた。ダジャレの好きなガイドさん ”ボーッと見てください”






セントポール教会跡。教会跡がある セントポールの丘は、マラッカの街を見渡せる ベストビューポイント。






 サンチャゴ砦。1511年 ポルトガルの総督によって建てられた砦。左下 大きなうちわのような木は 芭蕉の木だそうです。 






マラッカ川の西側。 ジョンカーストリート。 中国系商人のショップや レストランなどが多い。






マンゴー かしら。 カンポン・クリン・モスク。スマトラ様式を取り入れ 尖った屋根と別に建つ塔が特徴です。



ダンボールの横に クラシックカー。不似合だけどカッコいい。 昔、日本の子供が遊んだ なつかしい~おもちゃ。




クアラルンプール


        地球の歩き方提供
マレーシアの首都。
地元の人々には K L(ケーエル) の愛称で親しまれている。
泥川の交わるところ という意味のマレー語を語源に持ち、1800年代、錫鉱山の発見と共に  発展した。新旧の入り混じった 美しい都市。


新しくなった 王宮。 国王の公邸で、国王はマレーシアの 9つの州のスルタンの中から 5年ごとに選挙で選ばれる。






 国家記念碑。マレーシア独立戦争で命を落とした兵士たちに捧げるための碑。像は フェリックス・デ・ウェルドンの作品。






ムルデカ広場(独立広場)。高くて映っていないが、世界一の高さを誇る100mの掲揚塔に 国旗がはためいてる。



道路の向かい側にある 旧連邦事務局ビル(現在 最高裁判所)。 その隣にある 国立歴史博物館



ペトロナス・ツインタワー。高さ452m のツインタワー。41階の連絡通路からも 街並みを眼下に望める。






車窓から。右 かすかにツインタワーと KLタワーが見える。デパートは クリスマス・ムードで賑わっていました。






朝市へ出かける。青いバナナがいっぱい。たいていの食材は揃っていました。好物の レンコンが安くてビックリ。






魚は量り売りらしい。おじさん、立派な秤ですね。 食事のできるコーナーもあり いい匂いが漂っていました。







コタキナバル

世界で3番目に大きな ボルネオ島の北部を占める サバ州の 州都。
世界に類をみない多種多彩な動植物が生息し、また 先住民族の伝統文化が多く息づいています。 世界遺産キナバル公園や家族で楽しめるエコツアー、スリル満点のジャングル探検、動物ウオッチング など など。
世界屈指のネイチャーパラダイスとなっています。


東南アジア最高峰の キナバル山(4095.2m)。 とても ラッキーとのこと。 山全体が顔を出しました。






車窓から。  キナバル山の麓を、ポーリン温泉 まで ドライブ。  結構スピードが出ています。






車窓から。   段々畑、 水田、養殖場(?)らしきものもありました。 稲は 三~四毛作だそうです。






途中 立ち寄った小さな市場。 ここでもバナナは上から吊るしてある。 マンゴスチンを買う。 美味しい~~







ラフレシア

世界最大の花として知られる ラフレシア に会うことができました!!
キナバル山の 麓をドライブ。ポーリン温泉に行く途中の山中で会いました。開花しても 数日しかもたないので 会える確率は少ない。運が良ければ会えるかもしれない。 と聞いていました。 本当に 運がいい!!


”二輪 咲いています” という看板があり、30RG払って、子供たちの案内で 山の中へ入って行きました。






途中には、ハイビスカスや 名前の分からない花が いっぱい咲いています。






ラフレシア の花です。 死肉に似た腐敗臭を発すると聞いていましたが、ほとんど感じられません。



大きなものでは 直径 1m 以上にもなるそうで、今回見たのは、60cm くらいと 40cm くらい。 感激です。





ポーリン温泉 と キャノピーウオーク

第二次世界大戦中、日本軍によって開拓された 天然温泉。足湯が楽しめる。

キナバル山 の中腹1500m 付近を歩く
キャノピーウオーク ( 吊り橋 )。
地上40mの樹上から 空中散歩を楽しむことができる。


ポーリン温泉。  バスを降りて温泉に行く途中、大きな ジャックフルーツの実を発見。






ポーリン温泉。  暑い国でも 温泉の人気は高いようで、たくさんの人が楽しんでいました。






キャノピーウオーク。  吊り橋は 5か所ある。  幅が狭くてスリル満点。  ゆらさないで~~






キャノピーウオーク。  吊り橋の上から見る 熱帯雨林の大海原は 圧巻。  見る余裕はなかったけど(笑)。






キナバル自然公園。トレッキングを楽しめる散策ルートや、ボルネオ固有種のランや 植物を集めた植物園がある。







マングローブ・リバークルーズ と 蟹釣り

最終日、オプションの リバークルーズ に参加。
メンカボン川で 蟹釣りを体験し、マングローブの川を上って、水上集落に立ち寄りました。
ひそかに、テングザル に会えることを願っていましたが、もっと 奥地に行かないと会えないらしい。 やっぱり・・ 気を取り直して蟹釣りに挑戦です。


メンカボン川。マングローブがぎっしり。魚やムール貝も獲れるらしい。牡蠣の養殖場もありました。






汽水域。  淡水と海水が混じりあう場所のことで、いろんな魚や貝が捕れるそうです。






水上集落 に寄る。 国の政策で、数年すると川岸に建築が進んでいる家に移るとか。 複雑な気持ち。






浅瀬には 水牛がいっぱい。 親子連れもいて、おっぱいを飲みながら歩いていました。 のんびり~






行く時に 沈めたかごを 順番に引き上げる。 なんと 私のかご 当たり! 7人中 一人です。



昼食はシーフード・レストラン。ここでも ビールは日本の2~3倍。高い~ でも 参加してよかった。




コタキナバル 市内

水上モスク      州立モスク      中国寺院      ヤヤサンビル






タンジュアルビーチ。  夕日観賞 と洒落込みましたが、あいにくの天気で残念です。






テングザル   果物   ニョニャ・コレクション
テングザル。名前の通り 鼻が天狗のように大きく垂れ下がり、大人のオスでは 7cmほどにもなるそうです。 今回は、ジャングルの奥深く探検する秘境ツアーの設定がなく 会うことができませんでした。
一方、ラフレシア に会うことができとても感激です。かの悪名(?)高いドリアンをはじめマンゴスチンなど 南国のフルーツを堪能しました。
そして、ババ・ニョニャの世界、見て、食べて 触れることができ 大満足です。

            写真提供マレーシア政府観光局

       




果物の王様・ドリアンに 挑戦!鼻を捥がれるような悪臭がすると聞いてはいましたが、勧められるまま 口に入れました。臭いは殆ど無くて 少し甘い。 ただ ねっとりとした食感で、持った手がべとべとです。 現地のガイドさんによると、新鮮なドリアンは臭いが少ないそうで市場ではよく選んで買うとよいとか。
果物の女王・マンゴスティン。こちらは食べやすくて とても美味しい~。女王さま お気に入りです。
ただ、イスラムの国なのでアルコール禁止。生産もなし。なのでお酒はすごく 高い。のんべ はつらい。
あっという間の8日間。 常夏の国から 朝の気温4度の関空に着くと、身体が塊りました。お疲れさま。



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