2016.5.30(月)~ 6.06(月)

  Repubblica Italiana イタリア共和国

二度目のイタリアは、北イテリア をめぐって ちょこっと スイスの秘境に入ります。

ドロミテの絶景に是非会ってみたくて・・
そして、チェントヴァッリ鉄道に乗れるとあってワクワクです。
ドロミテの象徴トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード。 果たして ビューポイントまで登れたでしょうか。

☆ イタリア・アルプスは、国境をフランス、スイスと接していて、 有名な高峰 マッターホルン は、
 ″モンテ・チェルヴィーノ″、そして  モンブランは、″モンテ・ビアンコ″ と呼ばれています。

☆ ドロミテは、オーストリアの国境に接し アルプスの南斜面に広がる山群で、第一次世界大戦までは
 オーストリア領であったため、今でも ドイツ語が通用し チロルの雰囲気が色濃く残っています。
 また、山々の特徴は、褐色を帯びた岩搭が垂直に乱立し、特異な山塊をなして見る者を圧倒します。

 2009年6月26日に ユネスコは、ドロミテの美しい石灰質の山々の景色を世界遺産に登録しました。




ア オ ス タ

ヴァッレ・ダオスタ州の州都。
紀元前25年 古代ローマ人は″アウグスタ・プレトリア″という町を建設し その多くの遺跡が残っている アオスタは ″アルプスのローマ″ とも呼ばれる。

また、スイスとフランスに隣接しているので、
モンテ・ビアンコモンテ・チェルビーノ、 そしてグラン・パラディーゾモンテ・ローザ の素晴らしい白い山頂を眺めることができる。


トリノ から アオスタ へ                   車窓の風景





   アウグストゥス皇帝の 凱旋門              周囲は、アルプス らしい素晴らしい景色です。





クールマイヨール  モンテ・ビアンコ の麓にあり、イタリア有数の山岳リゾート地。

アオスタ から クールマイヨール へ  車窓の風景      交差点は、ロータリーになっていて信号はない。





クールマイヨールからは、モンテ・ビアンコ(モンブラン 4,810m)が見えるはずですが・・ 雲に隠れていて 残念!!





見晴らしのいい エルブロントネ展望台 まで、バスで登って行きましたが、ご機嫌ななめで 会えません。





ラゴ・ブルー(青の湖)

ラゴ・ブルー に映る モンテ・チェルビーノ(マッターホルン 4,478m)の雄姿





湖に美しく映る チェルビーノ    頂上近くの雲さ~ん ちょっと退いて でも本当に綺麗。





チェルビニア   チェルビーノ(マッターホルン)の麓にあり、有名なスキー場がある。
         街の奥には、チェルビーノを近くに見るためのハイキングルートも。


  モンテ・チェルビーノ と 教会の時計塔         チェルビニアの街の風景





  パンフレットを真似て パチリ。 バッチリです!!     犬を連れた若いカップル 男性は赤ちゃんを抱いています。

                              あかね でもなく・みゆき でもなく・なんて名前だったかしら・





ストレーザ ( マッジョレー湖 畔 )


次々に古い城が現れる               花畑    そして ロータリー





ストレーザ ( マッジョレー湖畔 ) に連泊です。      宿は、 湖畔のホテル GRAND HOTEL BRISTOL





   Switzerland  スイス連邦


ホテルから 湖畔沿いに北上して スイス に入る。         パスポートの検査はなく、税関 を通過。 

税関横の山肌に「マリア様の門」がある。撮影は禁止!      しばらく行くと、な・なんとコープが ありました。




ヴェルザスカの谷   険しい谷やそびえ立つ山々があるティチーノ地方にある渓谷で、
       途中流れる ヴェルザスカ川は驚異的な透明度を誇る。


 


スイスの秘境

ヴェルザスカの谷 です。










素敵な景色が次々と現れる。

山の斜面には小さな集落がいくつもある。






ヴェルザスカ・ダム

映画 ″007 ゴールデンアイ″
ジェームズ・ボンドが 高さ220mのダムから飛んだとか。

またTV番組 ″イッテQ″
手越君がバンジージャンプをしたらしい。






 
ラヴェルテッツオ


サルティ橋 (めがね橋)

ヴェルザスカ川の
   ハイライトです。







橋の石畳が美しく、趣きのあるどっしりとした手すりと、少しくねっている傾斜が情緒を漂わせている。









橋の上から南側の景色。


ラヴェルテッツオ村かな。








 
ラヴェルテッツオ

眼鏡橋の上は狭くて結構高い。

え~~~
ここから飛び込む人もいるの~~~






橋の上から上流の景色

エメラルドグリーンの美しい川は、透明度も最高。








橋から下流を眺める。


ピンクや紫色のかわいい花がいっぱい。







ソノーニョ    ヴェルザスカ谷の 一番奥にある のどかな村。 南アルプスの
          標高 918mの高地にあり、山々と綺麗な川に囲まれている。


緑豊かな山々の間のヴェルザスカ川(緑の川)に沿った谷に、小さな村々が点在する。

 右は″黒い兄弟″の主人公:ジョルジョが毎日、朝と晩に鐘を鳴らしたという サンタ・マリア・レウラタナ教会




ソノーニョ 村 の美しさは、日本版アニメ ″ロミオの青い空″ によって 知られるようになったらしい。

                        こんにちは! この先のレストランに行くので ちょっと通してくださいね。




町に出ていく若者はも多いそうだが、逆に 自然豊かで 静かな ソノーニョ に移り住む人もいるとか。





この滝がヴェルザスカ川になる。      レストランのメニュー     オブジェの向こうにアルプスが。






  ソノーニョ


山の中のレストランに到着。

ランチは ポレンタとサラダとデザート。







右上、白い花は多分・・
      オドリコソウ

他は 分からない









景色も、空気も、最高~~

可憐な花も いっぱい。








チェントヴァッリ鉄道

スイス側 マジョーレ湖の北岸にあるロカルノから イタリアのドモドッソロまで走っているアルプス山麓鉄道
チェントヴァッリ(Centovalli) とは イタリア語で ″100の谷″と言う意味。乗り換えなしで 約1時間45分。




深い峡谷に沿って走るメーターゲージ(1m)の地方鉄道で 主な駅は、
ス イ ス : ロカルノ駅、 ポンテ・ブロッラ駅、 イントラーニャ駅、 カーメド駅
イタリア : レ駅、 マレスコ駅、 サンタ・マリーア・マッジョーレ駅、 ドルオーニョ駅、 ドモドッソラ駅



      ロカルノの街の風景           駅への入口 と 地下ホームに入ってきたパノラマ車






地上に出るとメレッツァ川の美しい流れが見える。        湖面の緑色が美しい パラニェードラ湖   

仕事中の お兄さ~ん 大丈夫ですか~              パラニェードラ湖に架かる橋    





谷間に存在する 教会や 家々               石造りの建物、山の上の集落など

 急な勾配 急なカーブを ゆっくりと。            車両前面の国旗は 車両の国籍を示す。





右は、カーメド駅。 国境駅で、かつてはここで、パスポートチェックが行われていた。

    もうすぐ 一面お花畑になるのでしょう。      老人と犬が乗ってきました。周囲の視線を浴びても堂々と。





パンフレットに載っていた 素晴らしいシーン 4枚です。






    イタリア に 再入国 (チェントヴァッリ鉄道の途中から)

マッジョーレ湖

      

北部はスイス領内の イタリアで2番目に大きな マッジョーレ湖。 アルプスの山々に囲まれているため
1年を通して温暖な気候にめぐまれ、湖畔には美しい庭園やホテルが多くあり 有名な3つの島を巡る。

イゾラ・ベッラ島(Isora Bella)、 イゾラ・ペスカトーリ島(Isora dei pescatori)、 イゾラ・マードレ島(Isora Madre)



イゾラ・ベッラ(美しき島)

ストレーザから 約400メートルのところに位置する。          壮大な ボッロメオ宮殿       






1632年に、ボッロメオ伯爵カルロ三世が、妻 イザベッラ・ダッダのためにつくらせた ボッロメオ宮殿






祝典の広間、ナポレオンを迎えた寝室、舞踊の間、王座の間など、 また、地下には水面に開けた6つの人工洞窟がある。







庭園は大小の彫刻や噴水で飾られ、最上段にはボッロメオ家の紋章の「白い一角獣」が見られる。

真っ白なクジャクが、まさに羽を広げて 求愛していました。




バロック様式の 美しい階段庭園

ユキノシタ、スイレン、ポピー、カラーなど日本で見られる 花も多くある。




   イゾラ・ペスカトーレ(漁師の島)


イゾラ・ベッラの北西、そして湖畔から600メートルの場所にあり、 魚介類の美味しいレストランが沢山ある。

狭い路地や曲がりくねった小路、絵になるような小さな村落が広がっている。    上の写真 マッジョーレ湖ブログより





    イゾラ・マドレ(母の島)


ボッロメオ諸島の中で最大の島。   珍しい植物や、異国情緒豊かな花々が見事な 植物園がある。

船頭さんの好意で上陸したが、雨が激しくなってきたため、入園は止めてストレーザに戻る。





オルタ・サン・ジュリオ

町は、マッジョーレ湖のすぐ西 オルタ湖の東岸から突き出した半島に位置する。
ガルダ湖、マジョーレ湖、コモ湖 などを有する 湖水地方の中で、一番小さな湖が オルタ湖で湖上には サン・ジューリオ島 が浮かび 島は"緑に包まれた小さな宝石” と呼ばれる。



オルタ湖に浮かぶ、サン・ジュリアーノ島






  チューチュートレインと呼ばれるかわいい汽車型のバスで マリオ・モッタ広場の上へ。






乗船場からから サン・ジュリアーノ島 を見る。             広場から丘の上へ。

マリオ・モッタ広場は、サン・ジュリオ島を正面にして、ホテルやカフェ、レストランに囲まれている。









ボルツァーノから コルティナダンペッツォへ イタリアアルプスの麓を貫くドロミテ街道

   

世界でただ一つ、大自然が作り出したドロマイトの岩峰群。 魔法のような頂きの数々 アルプスの澄んだ湖や
高原など圧巻な景観が続く。また 岩峰群は山脈ではなく山塊の集まりで 島のようにそれぞれ孤立している。

正式な呼び方は: イタリア語表記 Dolomiti ドロミーティ、 ドイツ語表記 Dolomiten ドロミーテン、 英語表記 The Dolomites ドロマイツ
           日本では ドロミテ、ドロミティ、ドロミーティ等 表記は様々ですが、 ここでは「 ドロミテ 」と表記します。

名の由来は: 1791年にフランスの地質学者デオダ・ドゥ・ドロミューが イザルコ渓谷にて岩石を採取し炭酸マグネシウムの 含有量が高い
        石灰石であることを発見する。彼の名に因んで ドロマイト又は 苦灰石(ドロミーテ)と名付けられ そのドロマイトでできた山
        ということから ドロミテ (イタリア語表記Dolomiti ドロミーティ)と呼ばれるようになる。



ボルツアーノ ⇒ ランドロ湖 ⇒ トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード

急遽、日程変更です!!
ジロ・デ・イタリア (自転車プロ・ロードレース) があり、道路が閉鎖されているおそれがあるとのことで、
5日目と6日目の日程をそっくり入れ替え 運転手さんも初のルートで トレ・チーメ・ディ・ラヴァレードへ。



ボルツアーノ  から  ランドロ湖  へ向かう 車窓から





車窓から見える 一面の ブドウ畑 。            そして、特産品の リンゴ畑





   ついに 電車に遭遇。               上り(?)からも 下り(?)からも。 





ランドロ湖

ランドロ湖 から 名峰 クリスタロ山群 を望む。




自動車はもちろん、バイクも、自転車も、レストランの前で一休止。

体格のいいバイクの集団は、気のいい ドイツ人のグループです。



ランドロ湖の周囲。      ブルーグリーンの水の色。    時間の経つのも忘れそう。





トレ・チーメのゲート → アウロンツォ小屋の 駐車場

トレ・チーメの 有料道路のゲートを通過。





ゲートから駐車場までの 車窓からも 絶景が ・・・





アウロンツォ小屋前の 駐車場付近。            駐車場は既に2320mの標高になっている





トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(2999m)


          写真は パンフレットから
ドロミテと言えばトレ・チーメ・ディ・ラヴァレードの三つの頂が天に聳える絶景です。頂が綺麗にバランス よく 三つに見えるのは 北側からだけで、トレ・チーメでは 北側が表で 南側は裏 ということになります。
三つの頂はラヴァレード小屋を越えてラヴァレード峠まで1時間少し歩き尾根を回り込んだらあの絶景が待っています。 今回 シーズン前で ラヴァレード小屋はクローズです。出発点のアウロンツォ小屋で 用を済ませておけばよかったと後悔しきり。 ビューポイントまで行けなくて とても残念。



アウロンツォ小屋(すでに標高2320m)から 絶景を眺めながら スタート!!


アウロンツォ小屋から振り返り ミズリーナ湖を望む。



周りに見える山も 特徴があって 見応えがある。



周りに見える山も 特徴があって 見応えがある。



振り返って 教会を見る。



ラヴァレード小屋までもうちょっと。



吸い込まれそうな 深い谷を背に ポーズ。



周りに見える山も 特徴があって 見応えがある。



ラヴァレード小屋が見えてきました。 周囲の山も 見応えがある。



移動するにつれ 山容を変えて行く トレ・チーメ。①



移動するにつれ 山容を変えて行く トレ・チーメ。②



移動するにつれ 山容を変えて行く トレ・チーメ。③



移動するにつれ 山容を変えて行く トレ・チーメ。④



移動するにつれ 山容を変えて行く トレ・チーメ。⑤



移動するにつれ 山容を変えて行く トレ・チーメ。⑥

三つの頂が見えるポイントまで もう少し。 頑張って!!


途中で出会った 可愛い花。





ミズリーナ湖

“ドロミテの真珠” と呼ばれる 自然湖。 背後に ラバレド山群を伴う。 標高 1,756m 周囲 約2km。





ミズリーナ湖


トレ・チーメ・ディ・ラヴァレード を下って行くと まもなく ミズリーナ湖










他に、めずらしい花も咲いて
いたが 撮れていません・・・











素敵なホテルのように見える
のは、療養所らしい。






ミズリーナ湖


雨 になる。












ソラピス山群 を伴った

ミズリーナ湖










悪天候でもゆったりと景色を
愉しむ人。 多分 地元の方。






コルチナ・ダンペッツォ

ドロミテ山塊の麓に位置し、登山やウィンタースポーツの拠点となるリゾート地。




コルチナ・ダンペッツォ の 山小屋風のホテル から

右下は、ガソリンスタンド。 動物の足が6本あり、火を吹いているのは、誰よりも早く走れる ガソリンという意味らしい。





コルチナ・ダンペッツォ ⇒ カレッツァ湖

車窓から


カレッツァ湖 へ向かう。












絵はがきになるような村がいくつも現れる。











日常の生活は、どんな風になっているのかしら。







車窓から


谷間の集落には たいてい教会が建っている。










ポルドイ峠のつづら折りカーブ

200 を超えるカーブ がある










素晴らしい景色とカーブが続く

車酔いする人は大変です






車窓から


カレッツァ湖 へ向かう。










マルモラーダ(3,342m)(?)

サッソルンゴ(3,181m)(?)









カマトンネル(鎌の形をした)も無事通過。







カレッツァ湖

“ドロミテの宝石”と言われ 槍のような峰が林立するラテマール山群とその麓の深い緑の森を湖面に映す。

曇り空で、ラテマール山(2846m) は、映っていません。



湖を一周する遊歩道があり、歩いて30分程。        湖面の色は、神秘的な 翡翠のような深い緑色。

地図を手にした ドイツ人らしい バイク乗りの集団。      湖に続く地下道にある 木製の大きな楽器(?)。





雨上がりの遊歩道で出会った 可憐な花。  ネコノメソウ、カタバミ など。。。






可愛い花を見つけると、立ち止まってシャッターを押すので、グループから 遅れ気味。






サッソ・ポルドイ展望台

″ドロミテで一番眺めのいい展望台" と言われる頂上からの眺め。こんな景色が見たかったなぁ~~

写真提供  パンフレットから



サッソ・ポルドイ(2950m) に着くと 一面真っ白。    絶景かな!絶景かな! とはいかなくて 残念です。







ポルドイ峠(2239m) から 展望台まで、711mの標高差を、 65人乗りロープウェイ(フニクラFunivia)でわずか5分です。

周辺の峠道は 毎年開催される"ジロ・デ・イタリア”というツール・ド・フランスに並ぶ自転車レースの 峠 コース として有名。







ロープウエイ乗り場の前には日本の国旗も揚がっています。     下に降りてくると 雲が切れていきました。    

ポルドイ峠は自転車乗りの聖地とも言われる場所ですが、 ポルシェを始め 超高級車や ライダーも列をなして通り過ぎます。







ベネチア と 高速道路の 防音壁

 ベネチア の 何気ない風景             ベネチアの 市税を払う 運転手さん。

え~~~  バスと同じスピードなの~         さくらんぼ  売れてますか~~~







さすが イタリア  お洒落な 高速道路の 防音壁。    もっと 早く(速く)撮っていれば と(ウフフフ )






体力・気力のある内に是非 行ってみたいと思っている場所の一つ"ドロミテ渓谷 "。やっと 実現しました。
ドロミテ には、世界に類を見ない絶景が拡がっています。 山腹に広がる森林や、可憐な野草が咲き乱れる
草原などの美しくのどかな風景とは対照的に、真っ青な空に突き刺すように聳えたつ雄々しいドロマイトの
岩峰があります。そして 風格があり近づき難い山貌とは裏腹に、ロープウェーやリフトで 簡単に山頂まで
登り、ドロミテ山塊を間近に望むことができます。そして、数多くのトレッキングコースが整備されていて
誰でも気軽に大自然に触れることができます。
今回 シーズン前で、花の見頃には少し早かったのですが、行く先々の観光地や 湖の駐車場は混雑もなくて
スムーズでした。でも あと2週間もすれば、世界中の登山家やハイカーを引き付けてやまない ドロミテは
一気に賑わいを増すでしょう。                   2016.06.28  更新


撮影 Canon EOS M3  &  Nikon COOLPIX P610       ホーム     ページトップヘ    






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