2017. 9. 23 ~ 25
   が っ さ ん ・  み だ が は ら
          月 山 ・ 弥陀ヶ原  (山形県)

月 山 ・ 弥陀ヶ原


標高約 1400m
「 天空の絶景 」 です!!


湿原に広がる金色の絨毯は 圧倒的な美しさ。



9/24  月 山・弥陀ヶ原





月 山 ・ 弥陀ヶ原


池 塘(ちとう)と呼ばれる小さな池があちこちに。




9/24  月 山・弥陀ヶ原





月 山 ・ 弥陀ヶ原


整備された木道の上を歩く

足を滑らせても、ロープにつかまらないように!!

ロープごと倒れるそうです



9/24  月 山・弥陀ヶ原





月 山 ・ 弥陀ヶ原



あっという間にガスで蔽われていく。




9/24  月 山・弥陀ヶ原





月 山 ・ 弥陀ヶ原


ビジターセンターから合流された二人の専門ガイドの案内で、二班に 分かれて
約1時間 20分の散策です。




9/24  月 山・弥陀ヶ原





月 山 ・ 弥陀ヶ原


弥陀ヶ原は、月山(1984m)の8合目にあり、

本州一 早く 紅葉が訪れる。




9/24  月 山・弥陀ヶ原






月 山 ・ 弥陀ヶ原



見事な 草紅葉 に感動!










木道の際には、リンドウやウメバチソウなどが咲いていて、

カメラを向けているとグループから遅れ気味。








たしか・・・・・ 

エゾオヤマリンドウ



9/24  月 山・弥陀ヶ原






月 山 ・ 弥陀ヶ原



太陽は時々顔を見せますが すぐ霧に包まれていく。








月山は、
高山植物や、イワヒバリ オコジョ等の珍しい動物が確認されており、

天然記念物の天然保護区域 に指定されている。








ガイドの方の丁寧な説明。

ああ~ どうしよう~~
5分も憶えていられない。



9/24  月 山・弥陀ヶ原






月 山 ・ 弥陀ヶ原



池塘を手前に、レストハウス が見える。









月山 は 標高1984 m 。


弥陀ヶ原 から頂上までは
約2時間30分。










約1時間20分の 湿原散策
お疲れさまでした。



9/24  月 山・弥陀ヶ原




月山・弥陀ヶ原で出会った花。 ウメバチソウ、エゾオヤマリンドウ、ウツボグサ、などなど。











       羽黒山 ・ 三神合祭殿  (山形県)

羽黒山・三神合祭殿


月山・羽黒山・湯殿山

の三神を合祭した 日本随一の大社殿



三神合祭殿は 一棟の内に拝殿と御本殿とが造られており、

月山・羽黒山・湯殿山の三神が合祀されている。



厚さ2.1mの萱葺屋根、総漆塗の内部は見事で、その全てに迫力がある。



下の入り口から 祓川、国宝の五重塔、2446段の階段などがあり、山全体が境内となっている。



9/24  羽黒山・三神合祭殿





羽黒山・三神合祭殿


はちこしゃ
蜂子社

出羽三山神社 御開祖・
  蜂子皇子 を祀っている。

第三十二代 崇峻天皇の皇子・蜂子皇子は、
593年遠く奈良の都からはるばる日本海の荒波を乗り越えて 八乙女浦にたどりつく。


その後三本足の霊烏(八咫烏)に導かれて羽黒山頂に「出羽神社」を御鎮座奉られた。


また、蜂子皇子は、
民の全ての苦悩を除くという事から 能除太子 と称された。



9/24  羽黒山・三神合祭殿







羽黒山・三神合祭殿



月山、湯殿山は、遠く離れた山頂や渓谷にあり、冬季の参拝や祭典を執行することが出来ないので、

三山の年中恒例・臨時の祭典は全て羽黒山・三神合祭殿で行われる。



御祭神はそれぞれ

月山神社(真中)    
:月読命(ツクヨミノミコト)

出羽神社(向かって右側)
:伊氏波神(イデハノカミ)
 倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)

湯殿山神社(向かって左側)
:大山祇命(オホヤマツミノミコト)
 大己貴命(オホナムチノミコト)
 少彦名命(スクナヒコナノミコト)

9/24  羽黒山・三神合祭殿





羽黒山・三神合祭殿


伊豆七島の島に流され 82歳で没した天宥法印を祀る 天宥社

奥の細道の旅で この地を訪れた松尾芭蕉が、法印の功績と悲運を知り 詠んだ句。

"無き玉や羽黒にかへす法の月"


左下は、鐘楼 と 建治の大鐘

は、切妻造りの萱葺きで小さいが豪壮な建物。
は、建治元年の銘があり 古鐘では東大寺、金剛峰寺に次いで古くて大きい。


右下は、鏡池

東西38m 南北28m の楕円形の御池は、銅鏡が埋納されているので鏡池という。
なぜか 水草 がぎっしり。


9/24  羽黒山・三神合祭殿




               や お と め
       鶴岡市・由良・八乙女  (山形県)

由良温泉・八乙女


ホテルの部屋から島を望む。







蜂子皇子は難を逃れるために 丹後国の由良から船に乗って 現在の鶴岡市由良に流れ着いたとされる。


八乙女の地名は、
蜂子皇子の上陸を八人の乙女が出迎えたと伝えられることからくる。






上陸したと伝えられる白山島(はくさんじま)に沈む夕日。



9/24    由良 ・ 八乙女








           松   島  (宮城県)


松   島



日本三景 の一つ。

 ・宮城県 松島
 ・京都府 天橋立
 ・広島県 宮島








松尾芭蕉が 「奥の細道」 で  夢見た場所でもある。







「奥の細道」 の冒頭で
ももひきの破れをつづり
   笠の緒つけかえて

三里に灸すゆるより
松島の月まづ心にかかりて
    と詠まれている。


9/23   松 島







松   島



観光遊覧船で湾内を一周。











松島湾 には 260 余りの島々が点在する。









・雄島・双子島・夫婦島
・恵比寿島 ・大黒島  
・千貫島 ・在城島 
・兜島・鎧島・仁王島
・鐘島・駒島・材木島
     など・・・


9/23   松 島






松   島



波に削られて面白い。

何島だったかな。









ヨットが幾艘も・・・

並んで走っている・・・

練習艇かしら・・・











牡蠣などの養殖場もある。



9/23   松 島






松   島



島に生えた松が
     とても美しい。










大きなヨットが
     近づいてくる。










遊覧船から見る 五大堂



9/23   松 島






五 大 堂


807年 坂上田村麻呂の創建と伝えられる。

後に、慈覚大師が五大明王像を安置したことから 五大堂と呼ばれ、

現在の建物は、
伊達政宗 が再建した。


左上、
赤い透かし橋は、縁結び橋ともいわれる。


9/23   五大堂





瑞 巌 寺

828年 慈覚大師の創建と伝えられる。

奥州隋一の禅寺で、
伊達政宗の菩提寺。


総門をくぐり、本堂へと続く参道は、両脇に鬱蒼たる杉木立が続く


崖際には、修行僧が生活した場所、苔むした洞窟、石像群がある。


9/23   瑞巌寺






瑞 巌 寺

現在の建物は、慶長14年(1609)、伊達政宗公が 桃山様式の粋をつくし 5年の歳月をかけて完成させたもの。


唐戸や欄間、襖や床の間の豪華な絵画は、

平成の大改修を終えて 平成28年4月5日より拝観を再開する。


左上、臥龍梅・紅梅
下2枚、臥龍梅・白梅

9/23   瑞巌寺





瑞 巌 寺


境内の杉木立。


中門は、
切妻造で柿葺の四脚門


庫裡(くり)の右側の
不思議な光景。


9/23   瑞巌寺





          蔵  王  (宮城県、山形県)

蔵 王(お釜)



見事な 「 ガス 」 です!









視界は 5~6 m くらい。



下界は晴れているのに。。








日頃の行いが悪かったかな



9/23   蔵 王






蔵 王(お釜)





転ばないように足元ばかり見ていたら、かわいい花を見つけました。





ハクサンボウフウ?

エゾオヤマリンドウ?

コメバツガザクラ?





9/23   蔵 王








              し し が は な しつ げ ん
     鳥海山・中島台・獅子ヶ鼻湿原  (秋田県)


鳥海山・獅子ヶ鼻湿原




この森を象徴する ブナの巨木


「 あがりこ大王 」(左)
「 あがりこ女王 」(右)


またこの湿原には、ブナの妖精が舞うといわれている。



9/25  鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原


ここでも二人の専門ガイドさんが同行。

二班に分かれて
      いざ出発!!









さっそく、ブナの巨木やナナカマド などが・・・











イワガラミ が大木に絡みついています。



9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原



ガイドさんの諸注意です。

了解しました。









ついつい 道端の花に気を取られる。


ヤマトリカブト かな。









シラネニンジン かな。




9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原






鳥海山・獅子ヶ鼻湿原




空気がすごくおいしい!!










「 中島台獅子ヶ鼻湿原 」の

標識も 冬は雪に埋もれる。










ガイドさん

自作の資料を見せながらの案内で、熱が入ります。


9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原



木道に入っていきます。










不思議な形をしたブナの木が次々と現れる。


マイナスイオンもいっぱい










赤い実がとてもきれい。



9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原


分岐点です。

左に行くと あがりこ大王
右に行くと 鳥海マリモ









左に曲がりました。


あがりこ大王 の方角です。









木漏れ日の中を。。。

本当に美しい!!



9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原


奇形巨大ブナ
  燭 台
西洋のローソク立てににていることから名付けられる。

また 森の妖精が座れるような形になっていることから、
ニンフの腰掛とも呼ばれる。




昭和初期に作られた
       炭焼窯跡

ガイドさん曰く

ブナの枝は、長い棒を使って手の届かない奥までびっしり立てて焼かれていたとか。








この場所に寝泊まりしての炭づくりは、大変な苦労があったそうです。



9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原






鳥海山・獅子ヶ鼻湿原


「 あがりこ大王 」
登場









あがりこ 形成の理由

かつてブナは炭の材料として積雪の上から出た部分が伐採され、
それが繰り返されて伐り口が治傷組織となりコブ状になっていった。







あがりこ の呼び名は、

伐り口から「芽が上がる」ことに由来する。



9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原


コケ群落地 ➤ の方へ急な坂道を下っていくと、出つぼといわれる 湧水池 に出る。


鳥海 マリモ  です !!







「流水の中で コケ類が絡まり合ってボール状に発達したもの」 とある。


ただ、阿寒湖のマリモのように球状ではなくて・・・









写真では分からないが、水に浮かんでるらしい。



9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原

鳥海 マリモ

 ・低温(7.2 ~7.3℃)
 ・酸性(pH 4.4 ~4.6)
 ・水温一定
 ・水の清らかさ
が世界でも稀有な コケの生息を可能にしている。




マリモ を作る主な コケ類

・ヒラウロコゴケ
 (日本ではここでしか見れない)
・ハンデルソロイゴケ
 (日本ではここと八ヶ岳でしか
 確認されていない)
・ヤマトヤハズゴケ  などが

絡み合い 鳥海マリモとなる。






もっと大きな マリモ だったが、木々の枝や葉が上に落ち 流れないので小さくなったらしい。



9/25  鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





鳥海山・獅子ヶ鼻湿原


見事な イワガラミ

ツルアジサイに似て 大木に 巻きつく イワガラミ。
見応えがあり 美しい !!


約2時間20分の散策
     お疲れ様でした。


9/25 鳥海山・獅子ヶ鼻湿原





元滝伏流水


鳥海山にしみ込んだ水が、約80年の歳月をかけ、

高さ5m、巾30m ほどの岩肌から 伏流水となって 湧き出している。







一見 滝。  実は 湧水。


豊かで冷たい伏流水が絶えず湧き出しているので、周囲は霧に包まれている。









不思議なコケと石の光景。



9/25 鳥海山・元滝伏流水




月 山 は、本州一早く 紅葉が訪れる と聞き、本当かしらと 半信半疑で。。。 そして、世界でも、ドイツと 鳥海山 でしか発見されていない 鳥海 マリモ に一目会いたくて 獅子ヶ鼻湿原 へ 出かけていきました。
出発地の神戸空港では、参加者 殆どが トレッキングシューズを履くなど、山への準備は バッチリです。  私も、新しく用意した トレッキングシューズは、2~3回履いて 慣らしてからの参加です。
ちょっとしたアクシデントはありましたが、「 月山 」「 鳥海山 」も、期待通り いいえそれ以上に素晴らしくて 大満足。 画面上に この感動が表現できていたらいいなぁ と思いながら 更新しています。 


撮影 Canon EOS M3  &  Nikon COOLPIX P610       ホーム        ページトップヘ      





 
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