2023.01.24(火) 〜 01.28(土)

沖 縄 本 島

沖縄本島北部・中部・南部の三つの地域に区分される。

この北部・中部・南部の区分は 歴史的に古琉球・三山時代の北山・中山・南山の各王国の勢力範囲(領地)に 由来すると考えられている。

北部の観光
辺戸岬(へどみさき)
大石林山(だいせきりんざん)
茅打ちバンタ(かやうち)
古宇利大橋(こうりおおはし)
古宇利島(こうりじま)
万座毛(まんざもう)

中部の観光
東南植物楽園(とうなん)
座喜味城跡(ざきみじょうあと)
やちむんの里
海中道路(車窓)
ぬちまーす製塩ファクトリー
果報バンタ(かふう)

南部の観光
斎場御嶽(せ―ふぁうたき)
知念岬公園(ちねんみさき)
琉球ガラス村
瀬長島ウミカジテラス
首里城公園(しゅりじょう)
園比屋武御嶽石門(そのひゃん
 うたきいしもん)






 辺 戸 岬
(へどみさき)

太平洋と 東シナ海の荒波が打ち寄せる 沖縄本島 最北端の岬。
断崖絶壁が続き、水平線上に鹿児島県の与論島や沖永良部島が望める。

1972年(昭和47年)の沖縄返還に際して建立された日本祖国復帰闘争碑がある。
幾度となく祖国復帰の闘争が繰り返されていたことを忘れないようにと。

また、与論島との海上交流・友好の証としてヨロン島・国頭村友好記念碑も建てられている。
  (左の画像はネットから)










大石山林 (だいせきりんざん)

ヤンバル(山原)と呼ばれる沖縄本島北部にあり、熱帯カルストとしては世界最北端に位置するといわれる。
約2億5000万年前、海中の石灰岩が隆起しその後侵蝕されて奇岩や巨石を形成する。そこに亜熱帯の杜が広がった。
また、安須杜(あすむい)と呼ばれ琉球開闢の神アマミキヨが創造したと伝わり信仰の 場として崇敬の念を集めてきた。
精気小屋から出発する4つのコース
・バリアフリーコース(約600m約20分)
・ガジュマル森林コース(約900m約30分)
・美ら海展望台コース(約900m約30分)
・奇岩・巨石コース(約1000m約35分)










茅打ちバンタ (かやうちバンタ)

沖縄最北端の地・辺戸岬の手前に位置する茅打ちバンタ
バンタ(ハンタ)は沖縄の方言で、のことを言う。地名の由来は、茅を束ねて投げた
ところ、下からの強風でバラバラに飛散したことによると言われている。
また、眼下左手に広がる宜名真(ぎなま)の茅葺屋根の茅を辺戸(へど)で刈って、崖か
ら投げて運搬の労を省いたことによるという説もあるらしい。

崖の高さは約80mもある断崖絶壁。眼下の海は思わず引き込まれそうな深いブルー。

      (左の画像はネットから)










古宇利大橋 (こうりおおはし)

今帰仁村(なきじんそん)の古宇利島と名護市の屋我地島(やがじしま)を結ぶ1,960mの橋。 県内では通行無料の橋として2番目に長く、エメラルドグリーンに輝く海の上にまっすぐに架かっている。

古宇利島は 琉球神話の聖地であり、神の島恋の島と呼ばれ 琉球人が最初に暮らしたとも伝えられている。 古宇利ビーチを少し西に進むと琉球神話において 人類発祥の地と言われているチグヌ浜がある。
古宇利島で海ぶどうを買うのを楽しみにしていたが、すでに売り切れとなっていた。 とても残念!!
   (画像5枚はネットから)










  万 座 毛 (まんざもう)

18世紀前半に琉球国王・尚敬王万人を座らせるに足る と賞賛したことからくる。
は方言で、葉っぱ草原のこと。
恩納村のほぼ中央、東シナ海に面した標高約20メートルの 琉球石灰岩からなる絶壁で
の鼻
に似た奇岩。琉球石灰岩の台地の上には天然の芝が広がる。
岬全域はアポガマやウドゥイガマなど美しい景勝地が連なりハナコミカンボク、オキナワスミレ など 沖縄の固有種が生息する。
再開発が遅れたのは、岬全域が米軍基地となっていたことに起因する。 2020年10月2日
駐車場と売店があった場所に「万座毛周辺活性化施設」がオープンした。










  東 南 植 物 楽 園

総面積約40万平方メートル、約1,300種5万株以上の植物を有し、年間を通して南国の景色が広がる 日本最大級の屋外植物園。
まず周遊バスに乗り水上楽園コースを回る。そのあと植物園コースを見学。
植物園の奥の方にあるユスラヤシの並木通りの、天空に向かって一斉に伸びるユスラヤシは圧巻!!  ヤシの高さはなんと25m!!   日本ではここでしか見られないとか。
また、楽園自慢のバオバブの杜がある。アフリカやマダガスカルの写真で見るバオバブと 少し形が違うかな。。残念ながら日本ではあの個性的な樹形にはならないらしい。でも園
のあちらこちらで育っていて、アフリカの地を感じることができる。 感激!!


   * 水 上 楽 園           リュウケツジュ(竜血樹)




 * 植  物  園         ユスラヤシ並木




  植  物  園       バオバブの杜    トックリヤシ並木







座喜味城跡 (ざきみじょうあと)

座喜味城は1420年頃、琉球王国統一後の国の安定に尽力した名将護佐丸(ごさまる)によって築かれた城。
規模は小さいが城壁や城門の石積みの精巧さや美しさは沖縄の城の中で随一といわれる。
城壁は曲線の美しさに加え、その壁の厚みにも特徴があり、城門は沖縄に現存する最古のアーチ門。
沖縄戦の際、日本軍の高射砲陣地に。そのため、座喜味城はアメリカ軍により集中攻撃を
受け破壊されてしまう。戦後も米軍のレーダー基地の建設のため城壁やアーチ門の多くが
破壊されてしまった。そんな状況のなかでも奇跡的に残った二の郭のアーチ門が築城の頃の様子を伝えている。
 (左の画像はネットから)










  や ち む ん の 里

沖縄の方言で陶器を意味する「やちむん」。
元来陶芸のさかんな地域であった所に、那覇壺屋から作家を招いてできた陶芸家の集落。
1972年 沖縄初の人間国宝としても知られる故・金城次郎さんが読谷村へ移り住む。
その後何人かの陶芸家達が、やちむんの里に移り、読谷山焼「北窯」として独立する。
1980年に4名の作家・大嶺實清さん山田真萬さん玉元輝政さん金城明光さんが赤瓦の屋根 と石積みの壁でできた長さ25mの大きな共同の登り窯を築いた。
そして現在、やちむんの里内には、19の工房や個性豊かなギャラリー、セレクトショップが軒を連ねる。
 ″森の茶屋″ で片口茶碗を購入。














海中道路 (かいちゅうどうろ)

海中道路とは、海中のトンネルでもなく海に架けられた橋でもなく、ごく浅い海域に土手
を築いて作られた全長約4.75kmの県道。
ここから、金武湾に浮かぶ4つの美しい離島「浜比嘉島」「平安座島」「宮城島」「伊計島」 に行くことできる。
また、海中道路の中央にある「海の駅あやはし館」は、琉球王朝時代から伝わるマーラン
船という木造船の形をした建物で、沖縄県産のお土産やうるま市限定の特産品などが売られている。
護岸アートの海岸沿いを通り桃原橋を渡ると宮城島のぬちまーす観光製塩ファクトリーに 行くことができる。










ぬちまーす 観光製塩ファクトリー

沖縄の方言で「命(ぬち)の塩(まーす)」を意味するこの塩は、圧倒的な透明度を誇る
宮城島の太平洋側の海水のみが原料。
天然塩「ぬちまーす」の製造過程を見学することができる。
沖縄の海から生まれた奇跡の海塩「ぬちまーす」。海に近い塩で、21種類の海のミネラル
を含む塩分75%の塩。多様なミネラルを含むうえに、現代人に不足しがちなマグネシウム
を一般の食塩の約200倍も含有する。
世界初の特殊製法常温瞬間空中結晶製塩法で海の成分をまるごと結晶化させた塩が、まる
で雪のように美しく降り積もり作られる。










 果報バンタ (かふうバンタ)

沖縄の方言で、果報(かふう)は「幸せ」、バンタは「崖、岬」という意味。
うるま市の 勝連(かつれん)半島と 平安座島(へんざじま)をつなぐ海の上の「海中道路
を通った先にある宮城島の ぬちまーす観光製塩ファクトリー の敷地内にあり、幸運を
呼ぶパワースポットとしても人気がある。
下にある浜は、満月の夜にウミガメが産卵にやってくる「ぬちの浜」。ぬちは沖縄の言葉
を意味する。
果報バンタがある「ぬちうなー(命御庭)」に
は3つのパワースポットがあり散策しやすいように整備されている。










 斎場御嶽 (せーふぁうたき)

斎場(せーふぁ)は最高位御嶽(うたき)は南西諸島に広く分布している聖地の総称。
琉球の最高神女(さいこうしんじょ)であった聞得大君(きこえおおきみ)の就任の儀式が執
り行わられ、国の豊凶を占う儀式も行われた 琉球王国最高の聖地。
斎場御嶽の中の霊域6カ所。 1.大庫理(ウフグーイ) 2.寄満(ユインチ) 3.アマダユルアシカヌビー 4.シキヨダユルアマガヌビー 5.三庫理(サングーイ) 6.チョウノハナ
かつて御嶽は男子禁制で、たとえ国王であっても女装に改める必要があったと伝わる。
2000年12月、斎場御嶽(せーふぁうたき)は
琉球王国のグスク及び関連遺産群の一つとして、世界遺産リストに登録された。










知念岬公園 (ちねんみさき)

本島南部の南城市にある。
知念岬からは太平洋が一望でき、きれいな海が眼下に広がっている。
その先には、白い砂浜を持つ無人島「コマカ島」や、沖縄では神の島と呼ばれる「久高島」を見ることができる。

近くには世界遺産にも登録されている「斎場御嶽(せいふぁーうたき)」があり
琉球王国時代、国王は久高島へ渡り礼拝を行っていた。










  琉球ガラス村

沖縄本島の最南部、糸満市にある県内最大の手作りガラス工房。
琉球ガラス村グループは、原料の調合から商品の販売に至るまで、1,000種類以上もある すべての商品を一貫して自社で製造・管理し、100%ハンドメイドでガラスを製造している。
体験教室は、琉球ガラス作りに始まりシーサー絵付けなど15種類を超えるメニューの中から 沖縄の工芸や文化が学べる。
また工房ではプロの吹きガラス職人の技をライブで見る事ができ、 ”Glass Gallery”
では 沖縄をイメージした琉球ガラスから匠の逸品まで1000点以上の商品が並ぶ。










 瀬長島 (せながじま)
      ウミカジテラス


2015年 8月にオープンした「癒しと感動のアイランドリゾート」がテーマの商業施設。
島の傾斜を利用して 白亜の店舗が並ぶ様は 南イタリアやギリシャの海沿いの街を イメージして造られており「日本のアマルフィ」と呼ばれている。
那覇空港の南側にあり、滑走路も海を挟んですぐ目の前にあるので、離発着する様々な航
空機を間近に見ることができる。
当日、台風のような雨風で写真はゼロ。ただ
新しくできた滑走路に日の丸を付けた政府専用機が停泊していた。

         (画像4枚はネットから)










   首 里 城 公 園

450年にわたって琉球王朝が本拠とした城。 2019年10月31日、首里城の正殿を含む8棟が火災により消失する。
奉神門を入ると正面に木材倉庫がありその壁に首里城正殿の巨大壁画が描かれている。
首里城正殿前に向き合って立っていた2本の大龍柱は、火災に遭っても奇跡的に倒れずに
残っていて、今は大龍柱補修展示室に置かれている。新たに製作するための見本となり、
歴史的遺物として展示されていく予定。
守礼門は、3月31日まで柱の修繕工事が行われているが、歓会門、瑞泉門、廣福門など多 くの門を抜けることができる。
            (画像3枚はネットから)














  園比屋武御嶽石門
(そのひゃんうたきいしもん)


園比屋武御嶽石門は守礼門と首里城の正門にあたる歓会門の中間にあり、国王が外出
するときに安全祈願をした礼拝所
王府の祈願所であった石門は、神社でいう拝殿にあたるが本殿に相当する建物はなく
石門の後ろに広がる森が 園比屋武御嶽
琉球の人々は、石門ではなく御嶽(うたき)と呼ばれる聖地に祈りを捧げていた。
琉球王国王統3代目の 尚真(しょうしん)王(1477〜1526年)が、1519年竹富島出身の 西塘(にしとう)に命じて作らせた石門とされる。 沖縄戦で大破したが、1957年に復元された。








大寒に入ったばかりの関西を抜け出し、桜の花が咲く沖縄へ出かける。 (全国旅行支援を利用)
沖縄は何度か訪れていますが、初めての場所、新しく出来た場所、リニュウアルされた場所など見どころが いっぱいありました。 中でも、首里城の復興が、どの程度進んでいるのか見てみたくて・・・
がれきは、ほぼ整理されているようですが、正殿の完成は、2026年と聞きました。 待ち遠しいですね。
そして、思っていたよりも、気温も低く、曇り空で、風も強い日があり、写真は少ししか撮れていなくて ちょっと残念です。 (ネットから数枚お借りしています)             2023.03.05 更新


カメラ:Canon EOS kiss M レンズ:Canon EFM 18-150mm f/3.5-6.3 IS STM     ホーム     ページトップヘ    







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