2024.03.05(火) 〜 03.08(金)

 八 丈 島
東京都八丈島八丈町

東京都の本州島側地域の南方287kmの海上にあり、伊豆諸島に属する有人島。
 ・三根
(みつね)
 ・大賀郷(おおかごう)
 ・樫立(かしたて)
 ・末吉(すえよし)
 ・中之郷(なかのごう)
の五つの地区がある。

東京都心から遥か南に存在し常夏のイメージがあるが、沖縄よりも遥かに高緯度にあり、 年間を通して風が強く雨が多いのが特徴で、常春の島とも言われている。

◆江戸時代、流刑地とされていた八丈島は、1606年(流刑第一号は宇喜多秀家) から
 約260年の間に 1800名程の流人が送り込まれる。 流人とはいえ 身分も高く教養の
 ある者が多くいたので、島役所の取り締まりも寛大だったらしい。
 八丈島の制度・文化・産業などについても、優れた流人たちから教えを受け 民謡や
 盆踊りの多くは、流人によって伝えられてきたと言われている。◆


             



ふれあい牧場 

八丈富士の中腹に広がる牧場。

穏やかな山の傾斜地に牛舎はなく、黒毛和牛やジャージー牛が自由に放牧されている。

また、牧場内の展望台からは、島の中心部や三原山、八丈小島 八丈島空港が一望できる。










陣屋跡・玉石垣 

江戸幕府の島役所の遺跡として八丈島に現存する 玉石垣。

かつての陣屋を囲んだ周りの玉石垣は、八丈島の中で一番古く 規模・美しさともに秀逸です。

これらの玉石は、流人たちが一日の糧を得るために前崎ヶ浜や横間ヶ浦から ひとつひとつ運んできたものとされ、
一つの玉石の周りに六つの石を配置していて苦労が偲ばれる。










大坂トンネル展望台

大賀郷と樫立を結ぶトンネルで 展望台からは正面に八丈富士と八丈小島が望める。

のはずが、雨で霞んでいて全く見えない。

残念!!


   右の写真、下右2枚はネットから










服 部 屋 敷 

江戸時代、幕府への貢上絹(年貢としての黄八丈)を運ぶ御用船を管理する職にあった服部家の屋敷跡。

郷土芸能の実演が行われている
樫立踊り 流人や漂流者たち
 が日本の各地から持ち寄った
 踊りが伝えられたもの
八丈太鼓 流人たちが望郷の
 思いをこめて打ち鳴らしたの
 が始まりと言われる
パッションフルーツのジュース(600円)はとても美味。










黄八丈染元 

歴史ある伝統の黄八丈の織元。
山下め由が事業所として登記したのが大正6年で、めゆ工房としては創業103年を数える。

通常、黄八丈は染と織の二分業制でおこなわれるが、めゆ工房ではそれを一貫して行っている唯一の染織元。
1984年山下めゆ氏1986年に山下八百子氏が東京都指定無形文化財技術保持者に認定され現在も山下
誉・芙美子
さんを中心に黄八丈の制作・発展に尽力しておられる。











宇喜田秀家公と豪姫の碑


関ヶ原の戦いで破れ流罪となった秀家とその妻豪姫の二人が並んで
岡山城の方角を向いて鎮座している。が、二人は生きて再会することはかなわなかった。


南原千畳敷 

八丈富士の噴火によりできた溶岩の台地。 海に沿って長さ約500m 幅100mの黒々とした玄武岩が広がり、その先に八丈小島がうっすらと見える。










都立八丈植物公園 

八丈島や亜熱帯の植物を紹介。
島のほぼ中央にあり 22haの広大な敷地に100種類に及ぶ熱帯・亜熱帯 植物が生育し、緑の中を自由に散策することができる。

ビジターセンターでは、光るキノコ ヤコウタケも展示されている。

温室では、ブーゲンビリアをはじめ カカオノキ、黄色の花をつけるミッ
キーマウスノキ、麋角(ビカク)シダと呼ばれるプラティケリュウムなど珍しい花がいっぱい。




















裏 見 ヶ 滝  

名は、用水路沿いの道がこの滝の内側を通るため「滝を裏側から見る」という珍しい景観に由来する。

まるでジブリの世界みたいな大自然 マイナスイオンたっぷり!!
連日の雨で水嵩が増していて、傘をさしていても ビショビショ!!

帰り道、
大雨で偶然に落ちて来たハート岩がある。見つけた人はいい事があるかも〜 と書かれている。















登 龍 峠 (のぼりょうとうげ)
     
展望台へ向かう道を下から見ると龍が天に登るかのように見えることから登龍峠と名づけられる。

展望台からは、八丈富士、八丈小島、底土港(神湊港)、三根市街が一望できる。

また、晴天時には三宅島、御蔵島まで見渡せる。
下は、道路脇の龍の壁画オブジェ


            写真はネットから





写真はネットから



末吉温泉 みはらしの湯 

三原山の麓、島南東部の高台の上にある。 温泉は緑がかった白濁の湯で、屋内の内風呂と八丈島の形をした露天風呂がある。
また、八丈島の海と山 両方を楽しむことができる贅沢な温泉で、冬季には 八丈島周辺を回遊する ザトウクジラが見られる。



写真はネットから



足湯 き ら め き 

無料。 名称は、藍ヶ江のきらきらした海をイメージしていて、 きらめきながら 入ってほしいことからくるらしい。
冬季には 島の周辺を回遊するザトウクジラが見られ、陸上からの ホエールウォッチングスポットとして人気がある。



写真はネットから





あしたば 加工場

アシタバ(明日葉)の名は、強靱で発育が早く 今日 葉を摘んでも明
日には芽が出ると形容されるほど生命力が旺盛であることに由来。

野菜としてアシタバが常食される八丈島は産地として有名なことからハチジョウソウ(八丈草)の 名でも呼ばれていて、アシタバ畑が多く点在する。

あしたば加工場を見学したあとの アシタバうどんは格別に美味。





写真はネットから





永郷展望台、大越アロエ園

アロエ園は、八丈富士の麓にあり 廃校となった永郷小学校の跡地に造られている。
肉厚な緑一色なアロエの繁茂はかなり圧迫感があり、12月から1月 頃に一斉に朱赤色の花を紡鐘状に咲かせる姿も圧巻らしい。
そして、小学校跡地には記念碑が建てられている。

永郷展望台から左海上に八丈小島 右方向に大越鼻灯台が見える。
此処に立つと、水平線が一望され孤島に居ることを実感。
         右の写真はネットから









八 丈 島 空 港   → →   羽 田 空 港





前回の奄美大島に続いて 離島です。
今回の旅 天気予報は4日間とも雨。予報が外れることはなく見事に当たって雨、雨、雨、雨 !
持参した折りたたみ傘では間に合わず、ホテルの大きな傘を借りて観光です。
日本には離島が7,000近くもあり、有人島も400以上あるとされています。
世界遺産として登録された島:
   1993年/屋久島、2011年/小笠原諸島、2017年/沖ノ島、2018年/五島列島、
   2021年/奄美大島・徳之島・沖縄県北部のやんばる・西表島
阪急交通社が「一生に一度は行ってみたい離島はありますか?」とのアンケートを実施。
1位から、屋久島、小笠原諸島、宮古島、石垣島、佐渡島、沖縄、奄美大島、礼文島、種子島、      そして10位は 軍艦島 となっている。
また「これらの離島に行ったときに、してみたいことは何ですか?」とのアンケートに
「自然を楽しむ」(74.0%)が一番多く「非日常を味わう」(57.9%)「ゆっくり過ごす」(57.2%)
の回答だったそうです。
                 2024.03.26 更新


カメラ:Canon EOS kiss M レンズ:Canon EFM 18-150mm f/3.5-6.3 IS STM     ホーム    ページトップヘ   






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